【備忘録】中国 杭州市

中国 浙江省杭州市、日本語での読み方はコウシュウとなる為、広東省広州市と間違うのでクイシュウと言う人も多い。中国語読みは杭州(Hangzhou)、広州(Guangzhou)と違う為、間違えることはないだろう。アリババの創業者ジャック・マーの出身地としても有名。

杭州市は三国志では会稽郡に分類され、一番繁栄したのは約800年前に女真族が北宋の首都 開封に攻め上がり、首都を臨安(今の杭州市)に遷都し、南宋として再建した時である。

2013年に中国でドラマにもなった岳飛が生きた時代であって、杭州市と岳飛は非常に強く関連している。

杭州市は古都だったことあり、世界遺産や歴史的街並み、歴史上の人物とも深く関わっている。上海から電車で1時間で行けることもあって日本のガイドブックでも日帰り旅行地として名が上がる都市である。

1番有名で観光客が多いのは、世界遺産の西湖だろう。景勝地として古くから知られており、多くの詩人がこの西湖の美しさを謳っていた。まるで山水画のような景観である。

その西湖から徒歩圏内にあるのが岳王廟。上述した南宋の武将 岳飛を祀る廟である。関羽と並び多くの中国人が岳飛を英雄として崇めている。私の知る限り、関羽と岳飛を悪く言う中国人に会ったことはないぐらい人気がある歴史上人物だ。

その西湖からタクシーで10分ぐらいのところにある、商店街 河坊街(清河街)。南宋時代の街並みを再現しており、飲食店からお土産店まで何でも揃ってる商店街。

(2019年夏)